被造物を大切にする世界祈願日 (9月の第1日曜日)
回勅『ラウダート・シ』(2015年)で環境保全への取り組みを訴えた教皇フランシスコは、東方正教会にならい、環境保全のための助けを願う日を、翌2016年からカトリック教会の暦に加えることを定めました(制定に関する教皇書簡:2015年8月6日)。カトリック教会も、東方正教会と同じく9月1日を祝い日としていますが、日本では、教会に集って祝えるようにとの司牧上の理由から、9月の第1日曜日に移動されています。
9月1日は、すべてのいのちを守るための月間(被造物の季節)の開幕日です。
地球規模の環境悪化が進む中、自然を破壊することなく、「わたしたち皆の家」である地球を大切にし、調和のうちに発展していくことができるよう、この日、全世界のカトリック教会で祈りがささげられます。いのちの与え主である神に賛美と感謝をささげるとともに、生態系を大切にする視点から、ライフスタイルを見直し、考え方を改める機会としていきたいものです。